アフィリエイターの組織化と外注化と職人と
アフィリエイトの調子が良くなってくると「組織化」とか「外注化」の選択肢が出てくると思いますが、このあたりに関して自分の思うところと、自社のやり方を書いてみます。
完全に酔っ払いの思いつきです。
※組織化が偉いとか1人でやるのがダメとかそういうことを言う気持ち1ミクロンもないので先に断っておきます(重要)
まず、アフィリエイトという仕事をやるのに、大きくわけて3つの体制があると思うので、簡単に説明から。
アフィリエイターの組織化と外注化と職人
組織化は、事務所を借りてアルバイトや社員など内勤のスタッフを雇ってやるイメージ。すごい人たくさんいますね。
外注化は、外部に仕事をお願いしたり、継続的に発注したりはするものの内勤してもらったりはしない状態。あくまでも「外注」です。自由に旅してる人とか多いですw
最後の職人は、外注すらも一切せずに自力のみかそれに近い形で記事を入れていくスタイル。陶芸家とか一人大工みたいなイメージです。弟子は取ってもいいけど、バイトにゃわしの奥義は伝えきれん、的な。ブロガーとしてやってる方もここに含まれる方が多いと思います。
それぞれのメリットとデメリットももうちょい深堀りしてみます。
組織化のメリットとデメリット
正直、組織化というものを経験したことがないので書くのはあくまでも想像、想定ですが、メリットは
- 1人では出ない知恵が出たり知識が使える
- スペシャリストを揃えることができる
- 自分自身成長できる
- 事業規模を大きくできる
- 組織が回りだせば自分がいなくても仕事が進む
- 毎日人と触れ合える
- 細かいニュアンスや方向性を伝えやすい
とかこの辺でしょうか。いいことばっかりですね。
デメリットは、
- 最初は持ち出し感がある
- 金がかかる、リスクがあがる
- 大幅な事業転換とかがしにくくなる
- 余計なストレスが増える可能性がある
- マネジメントみたいなことをしないとだめ
さーっと書いてるので思いついてないこともあるかもしれませんが。
自分は経験したことのない世界なので、やってる人は尊敬もしますし、色々話を聞かせてもらいたいです。次いきます。
外注化のメリットとデメリット
メリットは
- 自分の時間を増やせる
- すぐに方向転換できる
- 場所を選ばない
- 経費を抑え気味にできる
デメリットは、
- 細かい部分を伝えにくい
- 信頼関係ができにくい
- 人とのかかわりができにくい
- 孤独
この辺でしょうか。だんだんと考えるのがしんどくなってきて箇条書きの数が少なくなってきました。
アフィリエイト職人のメリットとデメリット
職人のメリットは、
- 人的ストレスが皆無
- お金がかからない
- 好きなようにできる
- 思い通りのものが作れる
デメリットは、
- スピード感に限界がある
- 自分の時間は取られる
- 手をとめると仕事が止まる
- 他の人に依頼しにくい
職人的に1人でやり続けて楽しそうな人もいますし、それで良いって人は全然たくさんいると思います。気楽ですし。がっつりブロガーで自分しか書けない記事って人も職人的な人が多いですかね。
自分の場合
ここまで踏まえて、どの選択肢を取るのか。自分の場合です。
自分の場合、プライオリティ高めのところが、
- まぁまぁ大き目のサイトは作っていきたい
- 内勤スタッフは入れない
- 今のところ自由時間を優先
ということで外注さんにうまく仕事をお願いしてやってます。
具体的にどんな感じでサイトを作ってるのか、サイト作りに関して依頼していること、管理体制みたいなものを詳しく書いてみます。
サイトの管理体制
サイトに関わる人は、
- 自分
- ディレクション業務担当の人
- ライターA(コンテンツ
- ライターB(時事ネタ
- ライターC(取材記事
- イラスト書いてもらう人
- 情報まとめてもらう人
ざっくりこんな感じです。細分化できるところは細分化してやってます。
それぞれの仕事内容を細かく見ていくと、
自分
- 方向性決めて発注する
- キーワード選定
- 修正箇所選定
- スピード感ほしい記事はたまに記事編集とアップロード
ディレクション業務の人
- 記事の目次作成
- 記事の構成と編集アップロードまで
- 共起語とか内容の漏れとか細かいチェック
ライターA(コンテンツ
- サジェスト中心にサイトのメインコンテンツ記事
ライターB(時事ネタ
- 主にスピード感がいる記事
ライターC(取材記事
- 取材が必要な記事
イラスト書いてもらう人
- ライターさん⇒ディレクターさんを通過した後の記事にイラストを挿し込む
- イラスト自体を書いてもらう
情報まとめてもらう人
- サイト作成に必要な情報収集
- その他細かい作業
こんな感じの体制でやっていて、実際に自分がやるのはキーワード選定と修正するところの見極めがほとんどです。
1本記事ができるまでの流れで言うと、
- キーワード選定
- 選定したkwをディレクターさんに目次依頼(自分)
- できた目次をコンテンツ担当のライターさんに発注
- 記事完成したらディレクターさんに戻して編集装飾
- イラスト担当の人に挿絵してもらう
で、最初にある程度の量のキーワードを選んでおくので、一回流れが回りだしたらメインのコンテンツに関してはポツポツと記事更新されるようにお願いしてます。
狙うキーワードをスプレッドシートに追加したら構成から投稿まである程度は流れるようなイメージで。
加えて、時事ネタ系や取材系は単発でそれぞれのライターさんに依頼出して、あがってきた記事をディレクターさんに投げるところからはまた同じ流れです。
こんな感じで数サイト同時進行してますが、今のGoogleの感じだと修正も大切だし、わりと作りこまなきゃなので10サイトとか20サイトとか運営するのなかなかしんどいですよね。アクセス解析とかも見て修正もしないとですし。
なんとなくですが、同じ規模感で5サイト~くらいやる必要があったらもう内勤スタッフさん入れてガシガシやっていくのが合ってる気がします。せめて右腕的な人を1人は雇わないと規模感に限界が来てしまうのかなと。
外注化に関してはこっちにもちょろっと書いてるので興味ある方チラ見してみてください。
ichiokuenryousan.hatenablog.com
どれを選ぶかは優先順位次第
ここまでさーっと3つの選択肢と、自分の場合の形を書いてみましたが、どれを選ぶかはあなた次第ぼく次第。
自分の人生は自分で決めれば良いと思います。
- みんなでワイワイやるのが好き
- たくさんの人を抱えて成長したい
- 1人ではできない大きな仕事をしたい
- リスクをとって攻めていきたい
とかの優先順位が高いのであれば組織化すれば良いと思いますし、
- 融通効く状態で仕事をしたい
- できる限り自由度を高く保っていたい
というのであれば外注化も良いし、
- 一切人と関わりたくない
- 記事を書いている時間が最高の幸せ
というのであれば1人で職人的にやるのもありあり。
自分がやりたい事業が今のリソースで足りるのかどうか?必要な人材はどんな人なのか?何人必要なのか?で逆算するのもありです。
別に構える必要もなく、やりたければやってみて向いてなければ元に戻るのも良いですし、少しずつ規模を変えていくのも良いと思います。(なんでもいーんじゃんというツッコミ待ってます)
それぞれ色んな考えがあって実現したいことも違うので、自分と違うやり方や違う方向性の人を必要以上に意識したり比較する必要はまったくないと思います。比較スタートではなく、一度立ち止まってどうしていきたいのかを考えるのは重要かなと思いますが。
そもそも「小規模⇔組織」のどちらかが正解でどちらかが不正解なんてありえなくて、1人でやってて落ちる人もいれば組織で落ちる人もいるってのもありますし。
ちなみに、一般的な体制の変化順は、
「1人⇒外注化⇒組織化」
が多いですよね。ところがこの順番をすっ飛ばし、銀行から金を借りて、いきなり事務所を借り、人を雇ってアフィリエイトをやってる変態的な友達もいたりしますw
余談でしたがw
以上、酔